宮本輝さま お変わりございませんか? お忙しい毎日、どうかご自愛くださいますように。 今日は『血の騒ぎを聴け』を読みましたのでお便り致します。 『血が騒ぐ』のは、父母の血脈より来たるもの。 3冊目の随筆集です。 1篇1篇 大切に読ませて頂きました…
宮本輝さま お変わりなくお過ごしでしょうか? 夏がすぐそこまで来ていますね。 今日は『命の器』を読みましたのでお便り致します。 この本には33篇の随筆が収められています。 題名にもあります『命の器』とはどのようなものなのでしょう。 『 人と人がつな…
宮本輝さま お元気でおられますか。 ひと雨ごとに夏が近づいております。 今日は『二十歳の火影』を読みましたのでお便り致します。 『二十歳の火影』は、読み返します度に、まるで小さい頃の宝箱を覗いたように、懐かしい香りが鼻をかすめるような気が致し…
宮本輝さま お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。 雨の日が続きましたが、ここ数日明るい日差しに恵まれています。 光を受けて輝くポピーの写真をお借りできましたのでお届け致します。 まるで地上に降った星々の欠片が色とりどりに咲いているようで…
宮本輝さま お忙しい毎日をお過ごしのご様子、お元気でおられますか。 今日は『幻の光』を読みましたので、お便り致します。 貴方の作品には無駄な語句は、一字もない事を知っています。 何度も読み返して、『幻の光』とはなんだろう… 知りたくて、烈しい衝…
宮本輝さま お元気でお過ごしでしょうか。 満開だった桜が散り、季節の移る柔らかい時間を過ごしております。 今日は『春の夢』を読みましたので、お便り致します。 物語は、若い2人の恋のゆくえを追いながら、人が生まれながらにもつ宿命についても考えさせ…
宮本輝さま お変わりなくお過ごしでしょうか。 今日は『夜桜』を読みましたので、お便り致します。 四分咲きの桜に朝の光が当たると、誰でも佇んで見上げてしまいます。 なんて美しいのだろうと。 けれど、その花びらが顔に舞い落ちると煩わしいような、もう…
宮本輝さま、お元気でおられますか? 『花の降る午後』を読ませて頂きましたので、心に浮かんだことを お便りにしてみます。 神戸北野坂に降る花びらは、やはり桜でありますように。 まだ満開にはなっていないのに、海から吹いてくる風に揺れ、誰かの訪れを…